ウィルソン TAB400 ドライバー
前作のNC-4は久々のウィルソンのヒットモデルになりましたが、今回のTAB400はNC-4で成功したコンポジットを捨ててフルチタンで出してきました。フェースから2cm後方にETフレームというのを採用しNC-4とは逆にボディのたわみを大幅に削減するという理論で出してきました。ETフレームでインパクト時に発生するエネルギーを最大限ボールに伝達していこうということです。
さてヘッド形状ですがNC-4からさほど変わったという感じはないですね。ただフェースアングルはややストレートになったのでしょうか。随分と構えやすくなっています。

シャフトはR,SRともにトルクは6.0、Sで5.5、Xで5.0とやや多めになっていますが数字ほど軟くは感じません。おそらくNC-4よりもしっかりしている感じです。シャフト重量に関してはR:47g、SR:50gなのですがSになると一気に57gにまで上がります。Sはそこそこ振れるゴルファーにも使用してもらおうという意図なのでしょうか。グリップはゴルフプライドのニューディケードサンドコードが挿してあります。

今回はSR:10度とS:9度を試打して頂きました。まずSR:10度の方ですがワッグルした感ではヘッドの効きを感じ、やや軟らかく感じるかもしれません。しかし振ってみると、スイングリズムが早くないゴルファーならヘッドスピード44m/sくらいまではそれ程、球筋がバラけるようなことはありませんでした。弾道はNC-4の10度よりもやや低めかもしれませんが飛び方はよく似ているような気がします。高弾道の棒球でポワ〜ンと飛んでいく感じです。しかし、これが9度のSになると随分と印象が変わります。シャフトは結構しっかりめ、球筋も中弾道で飛んで行きます。普段からドライバーの球筋が高めのゴルファーなら問題ありませんが、普段ドライバーをややしゃくり気味、球筋が低めのゴルファーはヘッドスピードがそこそこあってもボールを上げれませんでした。しかし、しっかり叩くと中弾道で伸びのあるボールを打てます。距離も結構出ているのではないでしょうか。全体的な印象は昨年のNC−4がよかっただけにそれ以上の好印象を与えるにはもう少しパンチが欲しいような気がします。NC−4はコンポジットという新しさと、とてつもない高弾道でなかなか落ちてこないというビックリ要素があったので、今回も何か驚く要素があれば面白かったのですが。とは言ってもバランスがよく取れた振りやすいドライバーなので楽に振れるし方向性も悪くないです。NC-4では少し軽すぎた、軟すぎたという方には今回のTAB400は結構いいのではないでしょうか。