Diamana M-63
使用したクラブは「クラブいじり」でもご紹介致しましたカムイ430とナイキ サスクワッチになります。
スペックは「クラブいじり」でご紹介致しましたレポートをそのまま引用させて頂きます。レポートは最後の方に記載しております。
カムイ430とUS仕様ナイキ サスクワッチに同じディアマナM-63 Sをリシャフトしました。カムイは高反発ヘッド、ナイキは低反発ヘッドということで組み上げ後の数字も随分と違ったものになりました。バランスの関係もあるのでしょうが振動数はそれ程変わらなかったですね。

カムイ430 
バランス:D0
総重量:311g
振動数:263cpm
クラブ長さ:45インチ
グリップ:ツアーベルベットラバー M60
ヘッド仕様:高反発 ロフト:11度
US仕様 ナイキサスクワッチ
バランス:D3.5
総重量:325g
振動数:260cpm
長さ:45インチ
グリップ:ツアーベルベットラバー M60
ヘッド仕様:低反発 ロフト:9.5度

同じDiamanaでも赤は青よりもやさしくなっているのは明らかですね。同じ63で比べても青の63はしなりが少なくパリパリした感じなのでしなりを感じてスイングするゴルファーには難しいシャフトになっていました。赤はどちらかというとスイングの切り返しでタイミングが取りやすく、インパクトでしなり戻りを感じます。青の63が駄目だった方に赤を試打して頂きましたが赤だとボールが掴まっていました。
しかし掴まるといってもスピーダーのようなしなり戻りではなく素直に振った分だけ戻ってくるといった感じでしょうか。ですのでスライサーお助けシャフトでないのは青マナと一緒ですね。
弾道は赤の方が若干高いかな、と言う感じです。青をやさしく味付けした分、球は上がりやすくなっているようです。
赤は青の同スペックよりもヘッドスピードで言えば1〜2m/s遅くても振れる感じです。もちろんスイングテンポや切り返しの力の入れぐらいによって合う合わないがあるかと思いますが。
全体的な印象は青マナはしっかり振って、ボールを叩きにいっても左に行かせたくないゴルファーに(もちろんこういうシャフトだけに身体が開くと右にスッポ抜けます。)、赤マナはそれプラス、シャフトのしなりを感じてスイングしたいリズムを大切にするゴルファーにいいのではないでしょうか。