Mach Line proto Tour
シャフトの中間部(三点剛性の[C]部分)を硬くして、しなりを抑え、ハジキ感を高めたモデル。
スイングテンポが速めで、ボールを叩いて打つゴルファー向き。
長さ(mm) 重量(g) トルク(゜) Tip荷重(kgf) Center荷重(kgf) Butt荷重(kgf) T/C C/B 調子
MLP-Tour-S 1,168 64.0 3.2 8.4 17.7 25.1 0.47 0.71 先中
MLP-Tour-X 1,168 65.0 3.2 8.8 18.9 26.7 0.47 0.71 先中
MLP-Tour-XX 1,168 67.0 3.2 9.6 20.4 27.5 0.47 0.74 先中

■リシャフトに関してのお見積り・オーダーはこちらからお願い致します。

試打にはEPON AF−101を使用して行いました。シャフトフレックスはSで下記のスペックになりました。

長さ:45.25インチ バランス:D3 総重量:315g 振動数:263cpm

シャフトがしっかりしていますのでバランス出してます。ワッグルした感じガチガチという訳ではありませんがしっかり感は伝わってきます。

このシャフトご存知の方も多いと思いますがクレイジーのあるモデルと同じ構造になっているそうです。ただ、材質が同じというわけでは
ないのですべてが同じというわけには行かないでしょうけど。

実際に挿された方とテストがてらハーフラウンドに行って来ましたのでその結果も含めてレポート致します。

まず練習場では私を含めてクレイジーを使用している方に試打して頂きましたがみなさんまずしっかりしているとの感想を頂きます。

50、80どちらに似ているかは打つ方によって分かれましたが当店の試打マシーンをして頂いているスクラッチプレイヤーの方に試打して
頂くと見ている限りシャフトの動きは80に似ていますね。試打して頂いたYさんもシャフト全体がボールを捉えていくと言ってましたので。

試打後Yさん早速このシャフトにリシャフトされました。

現在カムイTP−05にクレイジーブラック80 SXを使用されているKさんに何もシャフトの情報を伝えずに試打して頂きました。
やはり似ているのか最初からある程度打てていました。ただ、Kさん曰く、「クレイジーブラック80 SXが粘っこくしなり戻るのに対して
マッハライン プロトツアーは鋭くボールを叩いて行く。」と言われてました。

これはフジクラのスピーダーのように走るということではなく動きは素直だけれどもキビキビした感があるということらしいです。

また左に巻いていく度合いも少なかったですね。

さて、いつもテストラウンドに付き合って頂くNさんはドライバーが不調だったこともあり試打後、すぐにモートレスピーダーVC7.0 Sから
プロトツアー Sにリシャフト。(かなりの不調だったため気分転換も含めてリシャフトを断行。)

カムイTP−05(ヘッド重量195g)にリシャフト後のデーターは下記の通りです。

長さ:45.5インチ バランス:D1 総重量:311.4g 振動数:266cpm

さて、練習もそこそこでいきなりコースで使用して頂きましたが、最初に挿していたモートレスピーダーVC7.0のときはかなりの高弾道で
飛距離をだしていましたが今回のマッハライン プロトツアーは球筋がロフトでいうと0.5度程度低くなり明らかに出だしの初速が鋭くなって
いるのが分かりました。

何よりもあれだけ暴れていた球筋がかなり落ち着き飛距離も安定して飛んでいました。もともと飛ぶNさん。一発距離を計測すると280
ヤード超えてました。
翌日のラウンドでもグリーン手前20ヤードまで飛んだりしてスコアはどうであれ喜んで頂いたのでよかったです。
いつも賞味期限の短いNさん。今回はこれが長く続くことを願っております。

このシャフト癖がないので練習すれば多くのハードヒッターが使用出来そうなシャフトです。価格的にも最近の高額シャフトからすればかなり
コストパフォーマンスの高いシャフトだと思います。

機会があれば是非、試打してみて下さい。