クラブバランスについて
 
アイアンシャフト用試打クラブを多種用意してますがヘッドとのマッチングを見るのにたまにシャフトを使い回しする
ことがあるのですが販売の終了したフォーティーン TC−660にいろいろとテストしたダイナミックゴールドSLを挿
して試打用にしばらく置いていました。正直組みながら短くバランスが悪いなと思いながらクリーブランドのゴールド
アイアンでDG SLが挿してある試打クラブがあるからいいやとそのまま置いていました。

たまたまDG SLが打ってみたいというお客様がいたので何気なくフォーティーンの方を渡したのですがすぐに振り重
たくて振りにくいと言われました。
そこで鉛を貼ったりしてバランス変えたり手元を重くしたりしてみましたが何をしても振りにくく、「あ〜、これは基本的な
クラブバランスが悪いな。」と思いクリーブランドの方で試打して頂きました。
するとすぐに振りやすいとすぐにリシャフトの依頼を頂きました。

これをきっかけに試打クラブだからちゃんとバランスを取っておこうと改めて計測すると長さは36.25インチしかなく
バランスも軽く無理に鉛を貼ってバランスを合わせると総重量が重くなり余計に振りにくくなる始末。

これは要するに何をしても駄目な基本的なクラブとしてのバランスがなってない状態だったのです。

そこでシャフトを半インチ伸ばし36.75インチに。バランスはD0.5となりました。

これで感じがグッとよくなり前と同じシャフトとは思えない振り心地になりました。このようにある程度基本的なバランス
が出てくれるとここからはバランスを多少上げ下げしても振りにくさは感じません。
フェアウェイウッドなんかはよく「長いので打てないから短くして。」というような依頼が多いのですが半インチ程度の
何とかクラブとしての基本バランスを崩さない範囲ならいいのですが1インチ以上短くして無理にバランスなどの数字
を合わせに行くと見た目の安心感は得られるのですが振ったときの気持ちよさを詐害される場合が多いです。
多少、自分が思うよりも長く感じても振りやすいクラブはそれなりにしっかりと振れるものです。
逆にそのバランスを利用して軽いクラブを振り重たくすることも出来ます。試していないので断言できませんが
ダンロップから送って頂いたスリクソンUTIなんかはシャフトがNS PRO950GH フレックス:S仕様がワッグルした
ときにそれ以上のシャフト重量が装着されたクラブに感じるのです。

少し振りながらいろいろと鉛を貼ってバランスを変えましたがそれ程振り心地は変わりませんでした。そこで0.25
インチ伸ばしたことを仮定してグリップして振るとグッと振りやすさが増します。

標準スペックがU4で長さ38.75インチですがこれを長さ39インチにするともう少し使えるゴルファーの幅が増える
ような気がします。しかし現在のUTIの試打クラブがこれしかなのでいじってしまうとお客様にお渡しするたびに調整
しないといけなくなりますね。

私はアイアンシャフトにプロジェクトX HLを使用していますがこの振り重たさがちょうどアイアンの振り心地と合うので
す。シャフト重量的には10g程度軽いNS PRO950GHですがノーマル仕様のこのやや振り重たさがちょうどいいよ
うです。

と、いうことで今から寒くなることですし#4アイアンの代わりにこのUTを試してみようと思います。

このように微妙なバランスを利用して振り心地を考慮しながらクラブを組むようにしております。